罪シリーズ

記念すべき？デビュー作です。
まさか自分がデビューできるとは思っていなかった、２００２年に書き始めた作品でした。

当時私はプロットを立てるという習慣がなかったため、いきあたりばったりで書いてました。
ラストくらいは決めてたんだっけな。

書くのが楽しくて楽しくて、あっという間に完成させた記憶が。

この作品をアイノベルズの担当様Ｋ様に見出していただき、デビューが決まったのでした。

発売になったあと、続編を、と言われ、本当に嬉しかったです。
そして「約束」を書きました。
デビュー作はありものでしたが、はじめて商業誌に書く、という意識で書いたのがこの作品でした。

プロットも今、見ると笑えます（笑）。
プレゼン資料みたいでした（笑）。

これはもう、当時の私のすべてを注ぎ込んだ、というようなもので、今読み返しても自分のパッションに感動します（笑）。


書くことは好きでしたが、自分には作家になる実力はないと思っていました。
いつ終わってもいいように。毎回が勝負。そんな日々を過ごすうちに、作家になりたいなと切実に思うようになりました。

こうして１２年間、書いてこられて本当に幸せです。
これもいつも応援してくださる皆様のおかげです。本当にどうもありがとうございます。

実力は未だともなっていないと毎度苦悩はしているのですが、これからも皆様に少しでも楽しんでいただける作品を目指し、書き続けていけたらいいなと祈ってます。

罪シリーズ。
自分では『罪な約束』が分岐点でした。

ラストはもう決めています。
ゴルゴ１３みたいに金庫にしまっておこうかな（笑）。

私ごときに『ライフワーク』という言葉を使うことが許されるなら、罪シリーズはライフワークにしたいです。

そのためにも、今後も皆様に少しで楽しんでいただける作品を目指し、頑張りたいと思っています。
御感想をお聞かせいただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願い申し上げます。